ショート動画なぜ流行る?これからのマーケティングに欠かせない理由とは

SNS活用

2023/06/23

ついつい見てしまう「ショート動画」。

 

最近、TikTokをはじめ、YouTube ShortsやInstagram「リール」など、短い動画コンテンツの影響力が増してきているのをご存知でしょうか。

 

ショート動画は一般のユーザーだけでなく、企業のマーケティング担当者からも注目を集めています。

 

今、どうしてショート動画のニーズが高まっているのでしょうか。

 

今回は、ショート動画がなぜ流行るのか、そして各SNSで提供されている動画機能について解説いたします。トレンドのショート動画を活用して、自社マーケティングに役立てましょう!

 

ショート動画はなぜ流行る?

 

 

一般のユーザーだけでなく、企業のマーケティング担当者からも注目を集めている縦型ショート動画ですが、なぜ流行るのか、その理由を分析してみましょう!

短いから、スキマ時間で視聴できる

ショート動画が流行ってる一番の理由は、その"気軽さ”です。

 

移動時間や寝る前など、スキマ時間やリラックスタイムで動画を見たいというニーズは増えています。 ショート動画の長さは数十秒程度が多いので、ユーザーとしては動画を見るために気合いを入れる必要がありません。頭を使わずに、サクッと見ることができるので、視聴のハードルが低いです。

 

ショート動画は、このような現代のニーズにピッタリと合致しており、空いた時間に手軽に視聴することができるというショート動画の特徴が、流行を加速させる理由の一つでしょう。

無目的で視聴できる

さらに、おすすめの動画が機械学習によって自動で表示される仕組みも、流行を後押ししていると考えられます。

 

ロング動画では、ユーザーが動画のサムネイルから、見たいと感じたものを選択するという視聴方法が一般的でした。

 

しかし、ショート動画は視聴履歴などユーザーの趣向に合わせて、次から次へと自動的におすすめの動画が流れてきます。そのためユーザーは、流れてくる動画を見て興味があればそのまま視聴、気に入らなければスワイプして次の動画を見る、という方法で動画を視聴することが可能です。

 

自分が見たい動画を吟味して選択する手間が省かれるため、ユーザーはノンストレスで動画を楽しむことができます。

縦型UI(ユーザインタフェース)で視聴できる

これまで横型の動画が主流でしたが、縦型のUI(ユーザインタフェース)によって、スマートフォンを横にせず片手で持ったまま視聴できるようになりました。電車などの移動中でも動画を視聴しやすくなり、動画視聴をより身近なものにしました。

 

このように、動画プラットフォームは現代社会の需要にうまく対応しており、急速に成長していると考えられます。

各SNSのショート動画機能

ショート動画を投稿できるプラットフォームとしては、「TikTok」「Instagram」「YouTube」の3つが代表的です。

 

それぞれの特徴についてみてみましょう。

TikTok

 

 

ショート動画の火付け役となったのがTikTokです。

 

TikTokのユーザーは「Z世代」と呼ばれる10代や20代前半が中心で、他のSNSと比べて、ユーザー層が極めて若いことがわかります。そのため、トレンドや「バズ」が生み出されやすいのが特徴的です。

 

また、TikTokは他のSNSとは異なる独自のアルゴリズムを持っているため、ショート動画の拡散力が非常に高いです。
フォローしていないクリエイターの投稿がおすすめとしてタイムラインに表示されるため、フォロワーが少ないクリエイターでも動画の再生回数を伸ばすチャンスがあります。

 

また、投稿できる動画の長さは元々15秒〜60秒でしたが、2022年3月以降は10分までの長尺動画を撮影、アップロード、編集することができるようになりました。

YouTube Shorts

 

 

YouTube Shortsは、2021年7月ごろから日本でも利用できるようになったYouTubeの機能のひとつで、1分以内の短い動画を配信できます。2023年2月からは、収益化もスタートし話題になりました。

 

YouTube Shortsは、YouTubeという巨大な動画プラットフォームの特性を活かして、TikTokやInstagramと比べても、圧倒的に幅広い層から利用されています。

 

そのため、年代や性別を問わず、より広い層にアプローチしたい場合は、YouTube Shortsが適していると言えるでしょう。

Instagram「リール」

 

 

Instagramのメインユーザー層は、20代から40代の女性で、最近では10代から20代のユーザーも増加しています。

 

動画専門のTikTokやYouTubeと違い写真投稿がメインですが、最近では「ストーリーズ」や「リール」などの動画関連の機能が追加され、動画プラットフォームとしての役割が高まっています。

 

15秒~90秒の動画をシェアできる「リール」は、通常の投稿やストーリーズとはまた違った活用ができるためマーケティングにも効果的です。さらに、Instagramはショッピング機能があり、ECサイトと連携させることができます。

 

Instagramの投稿写真から、自社サイトの購入ページに誘導することができるので、ブランドや商品の認知度向上や、商品の購買へとつながる点が強みでしょう。

ショート動画のマーケティング上の特徴

視聴回数が伸びやすい

ショート動画を活用することで、隙間時間に視聴してもらいやすいというメリットがあります。

 

各SNSがショート動画に注力する理由には「ユーザーの滞在時間を延ばしたい」という意図があるのです。3分を超える動画では再生のハードルが高く、途中で離脱される可能性も高いですが、15〜60秒の短い動画であれば気軽に再生し、見続けることができますよね。

 

また、ショート動画は連続的に再生されるため、隙間時間に視聴するはずが気づいたら、かなり時間が経っていたなんてことも、あるあるです!飽きずに視聴できるので、結果としてSNSの利用時間も長くなります。

 

このように、ショート動画は簡単に継続的に再生される仕様となっており、視聴回数の増加が期待できるのです。 視聴回数が増えると、コンテンツがより多くのユーザーに表示される機会が増えます。そのため、チャンネルやアカウントの登録者数が少なくても、多くの人に知られるチャンスが生まれるのです!

潜在層にリーチできる

ショート動画を投稿することで、まだ商品やサービスの存在自体を知らない潜在層に向けてアプローチすることが可能です。

 

TikTokは独自のレコメンドシステムにより、フォローしていないユーザーにも頻繁に表示されるように設計されており、新規ユーザーにアプローチすることができます。YouTube Shortsも同様で、おすすめ再生が基本です。

 

Instagramのタイムラインは、フォローしているユーザーの投稿のみが表示される仕様ですが、エンゲージメントが高い投稿はおすすめとして「発見タブ」や「フィード」で表示され、フォロワー以外にも広がる可能性があります。

 

このように、新たな層にもリーチできることにより、新しいファンを獲得し、企業や商品を認知していない潜在層にもコンテンツを届けやすいと言えるでしょう。

【まとめ】今こそ、ショート動画をマーケティングに活用するチャンス

本記事では、ショート動画がなぜ流行るのか、またマーケティングでの活用メリットについて紹介しました。

 

ショート動画は視聴のハードルが低く、気軽に楽しめるため、今後も流行が続くことが予想されます。

 

伸びしろのある今こそ、マーケティングに活用するチャンスです!
各プラットフォームが提供する独自のショート動画の特性を理解し、マーケティング戦略の一環として積極的にショート動画の活用を検討してみてはいかがでしょうか。

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