SNSのエンゲージメント率とは?その重要性やSNSごとの計算方法、エンゲージメント率を上げる方法を解説!

SNS活用

2023/6/22

SNSマーケティングに欠かせない「エンゲージメント率」。
投稿に対するユーザーの反応を数値化したもので、把握することでよりニーズにマッチしたアカウントを作ることができます。

 

しかしよく聞く言葉のわりに本来の定義や計算方法、エンゲージメント率上げる方法などイマイチ分からないと悩む方も少なくないでしょう。

 

そこで今回はエンゲージメント率について詳しく解説していきます!

SNSのエンゲージメント率とは?

「エンゲージメント」とは直訳すると「婚約」「誓約」「約束」「契約」などの意味があり、シチュエーションによってさまざまな意味に解釈されます。

 

SNSにおけるエンゲージメントの意味は「興味を持って行動する」で、エンゲージメント率とは1つの投稿に対してどのくらいのユーザーが興味を持ち、アクションを起こしたのかを数値化したものになります。

 

つまりエンゲージメント率が高ければ多くのユーザーが投稿もしくはアカウントに興味・共感を示しているということです。

SNS運用においてエンゲージメント率はとても重要

エンゲージメント率が重要な理由は新たなユーザー獲得や売上アップに直接繋がるからです。

 

SNS運用ではフォロワー数を1番に考えがちですが、必ずしもフォロワー全員が投稿を見てくれているとは限りません。フォロワーのなかにはすでに使われていないアカウントもあるでしょう。

 

対してエンゲージメント率は投稿を見た人のうち何らかのアクションをしてくれた人の割合を出しています。

そのためフォロワーの好みや求めるものを確実に把握でき、共感を得られるアカウント作りができるのです。

【SNS別】エンゲージメント率の計算方法

 

エンゲージメント率の割り出し方法は閲覧数やクリック数、フォロワー数などの指標をもとに計算していくのですが、各SNSによって計算方法が違うのでSNSごとに解説していきたいと思います。

Twitter

エンゲージメント率=ツイートに対する反応(いいね数+返信数+リツイート数+フォロー数+クリック数) ÷投稿のインプレッション数×100

 

【Twitterのエンゲージメント指標】

・いいね数
・リプライ(ツイートへの返信)
・リツート
・投稿からのフォロー
・画像、動画、リンクのクリック

 

Twitterのエンゲージメント数はアナリティクスやツイートアクティビティからも確認することができます。

 

Twitterは「いいね」や「リツイート」によってフォローされていないユーザーにも投稿が表示される二次拡散力があるため、フォロワーが少なくてもエンゲージメント率を把握していれば大きな効果を得られるチャンスがあります。

Instagram

エンゲージメント率=投稿に対する反応(いいね数+コメント数+保存数)÷インプレッション数orリーチ数orフォロワー数×100

 

【Instagramのエンゲージメント指標】

・いいね数
・コメント数
・保存数
・リーチ/発見(リーチしたアカウント数)
・インプレッション数
・フォロワー数

 

Instagramのアナリティクスにはエンゲージメント率の項目がないため自分で分母を選択して計算する必要があります。
多くの場合はリーチ数(投稿を見たユーザー数)やインプレッション数を使います。

 

フォロワー数を分母にするとログインしていないユーザーも含まれてしまうため、正確な数字を把握したいときはリーチ数やインプレッション数での計算がおすすめです。

Facebook

エンゲージメント率=投稿に対する反応(いいね+コメント+シェアまたはクリック)した人数÷リーチ数×100

 

【Facebookのエンゲージメント指標】
・投稿のリーチ数
・いいね数
・コメント数
・シェア数
・写真、アイコンなどのクリック数

 

フェイスブックはアカウントのインサイトからエンゲージメントの指標を確認することができます。
Facebookのリーチ数はユーザー単位のカウントで、同じユーザーが何度同じ投稿を見たとしてもリーチ数は1回と表示されます。

 

「いいね」や「コメント」なども1アカウント1回でカウントされているので分母分子ともに人数で概算されていることに注意しましょう。

YouTube

YouTubeのエンゲージメント率=視聴者の反応(高評価数+コメント数)÷再生回数×100

 

YouTubeはアナリティクスにエンゲージメントが表示されないので手動での計算が必要となります。
注意点としては「エンゲージメント率」はYouTube広告においても使われることがあるので混同しないようにすること。
(YouTube広告では広告表示回数に対するアクション回数の割合を指す。)

 

YouTubeはエンゲージメントの高い動画を優先的におすすめとして表示する傾向があるため、登録者数が少なくてもエンゲージメント率が高ければ多くのファンをつけることができます。

 

弊社が運営する企業案件マッチングサービス「Qooo」は企画から実際の動画撮影や案件終了後のレポートまで全面バックアップしています。
動画に対してどのくらい効果があったのかなどエンゲージメント率に繋がるレポーティングでサポートしているので初めてのYouTubeマーケティングでも安心です。

TikTok

TikTokのエンゲージメント率=(いいね数+コメント数+シェア数)÷ビューの数×100

 

TikTokはビジネスアカウントのインサイトから各指標を確認できます。
再生時間や視聴回数の合計も確認できるため上手に活用すればより良いコンテンツを作ることができます。

SNSのエンゲージメント率を最大限に上げる方法

 

安定したエンゲージメント率を維持するためにはポイントを抑えて日々工夫しながら投稿していくことが大切です。
エンゲージメント率を最大限に上げる方法について解説していきます。

ターゲットを明確にして差別化をはかる

訴求したいターゲット層を明確にしましょう。
ターゲットを絞ることでコンテンツの内容や訴求方法が変わってきます。

 

SNSには同じジャンル・カテゴリーのアカウントが無数にあり投稿内容も似てしまうのでターゲット層を決めたら「どうオリジナリティを出していくか」など見せ方を工夫して差別化を図ることが大切です。

 

ライバルアカウントを研究し「ここでしか見れない情報」を投稿していくことを意識しましょう。

一定の頻度で投稿を続ける

SNSは情報の即効性が特徴で多くのユーザーはお気に入りのアカウントを毎日チェックしています。

 

そのため情報を途絶えさせないことが大切。
更新頻度が低いとユーザーから「フォローしている意味がない」と判断され他のアカウントに乗り換えられてしまう可能性があります。

 

1日1回もしくは2日に1回を目安に投稿を続けてください。

見ている人が多い時間帯に投稿する

投稿頻度と同じくらい大切なのが投稿する時間帯です。
SNSにはチェックしている人が多いゴールデンタイム(7:00~9:00、12:00~13:00、19:00~22:00)と呼ばれる時間帯があり、ここが投稿するのにベストタイミングです。

 

とくに夜の19時〜22時は夕食後のリラックスタイムでSNSをチェックする人が多いので、その時間に合わせて投稿するとエンゲージメント率を伸ばすことができます。

ユーザーとの交流を大切にする

コメントに対しての返信やライブ配信などユーザーと交流を持つ場を設けることで距離が近くなり、ユーザーの興味を引くきっかけに繋がります。

 

ユーザーが求めている情報や需要ある投稿などユーザー目線で把握できるのでエンゲージメント率を確認しながら積極的に反応していきましょう。

【まとめ】エンゲージメント率を正しく理解することでSNSマーケティングの成功に繋がる

今回はエンゲージメント率について解説してきました。

 

最初からSNSマーケティングを成功させることは難しいかもしれませんが、エンゲージメント率を見ながら投稿やアカウントの分析をしていくことで良質なコンテンツを作ることができSNSマーケティングの成功へと繋がります。

 

エンゲージメント率は正しく理解することが大切です。
今回お話した定義や計算方法、エンゲージメント率を上げる方法を参考にSNSを運用をしてみてください。

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